カリビアンコム 逮捕で閉鎖!?
天下のカリビアンコムに
作品を供給していた動画(AV)制作会社が
警視庁に摘発されちゃったということで
随分盛り上がってるようですね。
2017年1月11日の真昼間、NHKをはじめとする各メディアから、一斉に「カリビアンコム」という名称を含むニュースが報じられ、にわかに騒然としている昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか!?w
たいていの男子は、何で今更~!?みたいな感じで、なかばシラケている反面、天下の「カリビアンコム」の今後が何気に気になっているひともきっと多いはずです。
それにしても、今回は想像以上に素人さんが喰い付いてきちゃったようで、トレンド系サイトやらまとめサイトなどで「【速報】カリビアンコム逮捕でオワコン!?」とか「【悲報】カリビアンコム摘発!閉鎖か!?」とか、単にアクセスを稼ぎたいがためのくだらないコピペ記事がこれでもかというくらいに氾濫しちゃって、その結果、「カリビアンコム」がツイッターのトレンドに入ってきたのには少々びっくらこいて屁コキそうになってしまいました。w
でも、実際のところ、本当に心配しているのは、「カリビアンコム」の会員(過去の会員も含む)やファン、そして何より、アダルト指南サイトの管理人さんなんですよね。w もちろん心配の内容については各々の立場で大きく異なる訳ですが・・・。w
で、今回は、プロである管理人が、そんな心配を少しでも解消してあげたいと思ってこんな記事を書いている訳ですが、現実的にはちょっと無理そうです。ってか、かえって心配を助長させてしまうかもしれません。
なので、これ以上心配したくないというひとは、以下プロの解説には目を通さず、別の安心させてくれるなんちゃってアダルト指南サイトさんの見解を参照して下さい。m(_ _)m
ピエロという動画(AV)制作会社について
巷のアダルト指南サイトさんをいくつか確認してみたんですが、だいたい予想通り「今回摘発されたピエロという動画(AV)制作会社は、カリビアンコムに動画を提供していた単なる下請けのひとつにすぎないので、さほど心配する必要はないでしょう!」みたいなニュアンスの見解がほとんどとなっています。まぁ、とりあえず安心して下さいというスタンスな訳です。
でも、現実的には、単なる下請けなんかじゃないんですよ。はっきり言えば、いわゆるAMORZグループの中核会社だと考えてほぼ間違いありません。中華(華僑)系ということを考えれば、AMORZを含むAVEグループの直系、というか、心臓部に近いイメージがあります。
ピエロはキャットウォーク等のモザイク版DVDの国内メーカーという側面もあり、ある意味それを隠れ蓑にしていた感がある訳ですが、ある時「カリビアンコム」と「ピエロ」の名称が揃ってメディアに登場しちゃったことがあるんですよ。
※カリビアンコムでは、片桐えりりか 初裏LIVE & 初裏LIVE2として配信されています!
ご存じの方も多いかと思いますが(2011年12月~)セクシィ株式会社から「キャットウォークポイズン53 片桐えりりか」の発売停止を求められた時ですわ~。(詳細は長くなるので省略)当時、超話題となっていた該当裏DVD作品の企画・立案&製作に携わったのがピエロだと大々的に報道された訳です。単なる下請けだとするならば、当時、片桐えりりかの初裏作品を企画・立案などできる訳がないんですよ。
ということで、今回の「ピエロ」の摘発については、カリビアンコムというより、DTIグループ及びその関連にとってかなりのインパクトになっていることは間違いないはずです。(でも、ある程度は想定していた事態なのかもしれません)
DTIグループの本陣がターゲット!?
今回の「ピエロ」の摘発は、さかのぼるとこの事件からず~っとつながっているんですよ。小学校のエリート教師がAV女優もやってて、無修正動画に出演したってことで静岡県警(沼津署)に逮捕されちゃった事件です。(該当動画は、DTI D2Pass加盟の人妻斬りで配信されていたもの)
その後、この事件の流れで、更に調査を続けていた静岡県警に、あのHamar監督が捕まっちゃう訳ですよ。Hamar監督及び関係していたAV女優3人、プロダクション関係者ら合計で8人が逮捕された訳です。(該当動画は、DTI D2Pass直系のHey動画(PPV)等で配信されていたもの)
そうこうしていると、今度は、記憶に新しい例のAV強要事件ですわ~。国内最大手プロダクションのマークスジャパングループの元社長&社長などが捕まっちゃった訳ですが、この時、国内最大手AVメーカーのCAと共に、実は今回摘発された「ピエロ」も捜索されていたんです。
そして、国内のDMMはもちろんのこと、DTIも全てのグループサイトからかの女優Fの関連していた作品を全て削除した訳です。(実際にはそれ以外も諸々と削除されています)
更に関連して、その後、再度、マークスジャパングループの元社長&社長の他、今度はCAの社長やら何やらかんやらで、合計52名が公然わいせつ容疑で一斉摘発を喰らうことになる訳ですが、ここにはどうやら「ピエロ」の関係者は入っていなかったようです。
また、これはほとんど知られていないのですが、ほぼ同時期(2016年6月下旬)に奈良県にあった動画制作会社が、わいせつ電磁的記録有償頒布目的保管の疑いで静岡県警に摘発されています。
実はこの動画制作会社というのが、何を隠そう、DTI D2Passに加盟していた陵辱&SM系のオリジナルサイト「メス豚」とその姉妹サイトだった「1000人斬り」の動画供給元だったようなんです。
そして、ほどなく「メス豚」と「1000人斬り」は、相応の人気を獲得していたにもかかわらず突然の閉鎖を余儀なくされています。(詳細はこちらのページを参照)
そんなこんなの流れの中で、いよいよ今回の「ピエロ」の摘発ですわ~。報道では、警視庁から摘発されたということしか報じられていませんが、実際には警視庁と愛知県警、そして、静岡県警の合同捜査本部が置かれているんです。
つまり、前述の小学校のエリート教師の逮捕からずっ~と一貫して静岡県警が絡んでおり、そして、その裏では一貫して人権NPO法人のヒューマンライツ・ナウが深く絡んでいるという図式が見え隠れするんです。
だいたい、小学校のエリート教師が逮捕されたのも、そもそも無修正動画と知らずに出演させられたという別の20代女性の訴えがきっかけになっている訳で、ヒューマンライツ・ナウでは、国内プロダクションやAVメーカーもさることながら、むしろ海外配信の無修正動画サイトを問題視している節があった訳です。
そして、ここまで国家権力を上手く動かし、いよいよ海外配信の最大手グループの本陣に近付いてきた・・・そう考えていいのではないでしょうか!?
報道から「ピエロ」及びその周辺を読み解く!
年間300本くらいの動画を制作し、9年間で約14億円を売り上げていた(日本テレビ系(NNN) 1/11(水) 13:37配信)
この場合、一般的に解釈するならば、裏DVDにして年間300本くらいと考えるのが妥当です。つまり、動画配信サイトの配信本数に換算すると年間600本ということになります。(通常どのサイトもDVD2分割配信となっている)
つまり、9年間の累計は、裏DVDにして2,700本、動画配信に換算して5,400本というボリュームになります。
報道では、なぜかカリビアンコムの名称しか出てきませんが、実際にはDTI直系サイトを中心に、このような規模の動画を供給していた訳で、万が一、今後この供給がストップしてしまうとその穴埋めは容易ではないはずです。特に、AMORZの直営とされているav9898はかなりキツいでしょうね~。
今回の事件は、被害女性が「撮影された動画を勝手に無修正で配信サイトにアップされた」と同庁に相談し、捜査を進めていた。(朝日新聞デジタル 1/11(水) 13:26配信)
今回、「ピエロ」が摘発されたのは、あくまでもわいせつ電磁的記録等送信頒布容疑なんですが、上記のような背景があった訳です。
つまり、被害女性の出演作品は、間違いなく日本国内で撮影・制作されたものだということが大前提になっている訳です。
ちなみに、ここでいわれている“被害女性”とは、かの女優Fのことなのか、別の女優なのか定かではありませんが、おそらく別の女優だと思われます。(理由は下記参照)
逮捕容疑は16年8月17日ごろ、男女の性交場面などが含まれた動画をサーバーコンピューターに保存し、「カリビアンコム」を通じて閲覧可能な状態にした疑い。(時事通信 1/11(水) 12:40配信)
イマイチアバウトでよく分からない文章なんですが、ストレートに読み解くなら、2016年8月17日頃に「カリビアンコム」にアップロード(配信)された作品が、今回の摘発に至った直接の要因(該当作品)ということになります。
ちなみに、「カリビアンコム」では、2016年8月17日に折原ほのかの作品が公開されていますが、これは少なくとも該当作品ではありません。なぜなら、折原ほのかの出演作品は、カリビアンコムでも複数配信されており、更にはカリビアンコム以外でも幅広く配信されているからです。
また、その近辺の時期の公開作品についても調べてみましたが、やはり該当するような作品は見当たらず、削除されているような形跡も見当たりませんでした。
つまり、上記報道記事の内容については、ある意味かなり不確定要素を含んでいるため、あえてぼやかした表現をしているのではないかと考えられます。
参考までに、ズバリ2016年8月17日頃に、DTI D2Pass関連サイトから一斉に削除された女優の出演作品あります。
上記は全て、山口〇美といういわいる企画女優が出演している作品です。2016年8月17日頃に一斉に削除されているということは、この女優に何らかの問題があったからに他なりません。
つまり、報道では、最も有名な「カリビアンコム」ということになっていますが、実際には「カリビアンコムの関連グループサイト」的な意味合いが正しいのではないかと個人的には解釈しています。
また、2016年8月17日頃という日付についても別に公開日と言っている訳ではないので、何らかのトラブルが発覚した日付と解釈することもできます。
ということであれば、山口〇美という企画女優こそが「ピエロ」が摘発されるきっかけとなった“被害女性”なのではないかと推測することができる訳です。
ここで一言付け加えておきますが、管理人自身は、いわゆる“被害女性”が出てしまうようなシステムを決して肯定している訳ではありません。報道されているような、いわゆる“被害女性”が存在するのであれば、それは極めて悪質な行為の犠牲者であり摘発されて当然だと考えています。(但し、一連の事の発端となった女優Fだけには疑問を感じています)
カリビアンコム及びその周辺の今後について
今回の報道はもとより、ヒューマンライツ・ナウの報告書などでも、やたら「カリビアンコム」だけが問題サイトとしてクローズアップされているようですが、「カリビアンコム」は、いわゆる単体女優が主力のサイトなので、報道されているような“強要”とはどちらかといえば結び付きづらい印象があります。(確かにかの女優Fの作品は配信されていましたが・・・)
“強要”ということであれば、むしろ無名企画女優の出演が主体となっているいわゆる“素人系”サイトの方がどう考えても自然であり、「カリビアンコム」という名称は、単に業界の代表的有名サイトとして恣意的に取り上げられているだけのような気がしています。
とは言え、いずれにせよ、海外発無修正業界最大手であるDTIグループとして、現状、ヒューマンライツ・ナウならびに国家権力の最大のターゲットになっていることは確かで、「捜査本部は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて米国と台湾に捜査協力を要請し、海外発無修正動画サイトの全容解明を図る」旨の報道をあちこちで見かけるように、今後益々厳しい取り締まりに晒されるはずです。
だからと言って、DTIグループが簡単に陥落してしまうようなことはまず考えられませんが、相応のインパクトを受けることは確かで、今後、少なくとも、これまでと同じやり方を続けていく訳にはいかないはずです。
本陣にまではなかなか手が及ばないまでも、外堀を徐々に埋められてしまうであろうベクトルにある訳で、それに対応しつつシステムを変化させていかざるを得ない状況と言えるでしょう。
もちろん、前述の“被害女性”が出てしまうようなシステムがあるとするならば、是非とも是正して頂き、業界の健全化を図ってもらいたいと心から願っています。
ということで、最後に“心配”という部分での話をするならば、まず、一般ユーザーについては特に心配する必要はないと考えています。ただ、DTIクループのオリジナルサイトが、今後、これまでの作品品質(クオリティー)をどれだけ維持することができるのか、若干微妙な部分は無きにしも非ずです。
また、アダルト指南サイトの管理人さんは、外堀の一角として何らかのタイミングや環境でターゲットにされてしまう可能性は充分に考えられます。特に、国内サーバーでアダルト指南サイトや情報サイトを運営している管理人さんは、いわゆる“みせしめ”にされやすいかもしれません。海外サーバーでも関係ないと言われますが、現実問題として国内サーバーの方が圧倒的に捜査しやすいし、規約違反しているサイトが非常に多いのでイチャモンつけやすい訳ですよ。
コメント
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- コメント (2)
パクりも正規も関係なく日本では無修正はあくまで違法と言う現実を突きつけられましたねW
普段は余裕しゃくしゃく?の管理人様の進退極まったかのような書き方が事の重大さを表していると思います。
もう潮時じゃないですか?
まさまささん
毎度!管理人です!
自分自身、この記事を公開してからふと気が付いたんですが、今回、一度も「今でしょ!」を入れてないんですよねぇ~。w
確かに、いつもよりはちょっぴり真剣だったせいか、若干余裕がなかったのかもしれません。ww